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「日本の世界遺産」「国宝・史跡・名勝」「日帰り温泉」を巡る、旅ブログを主に綴っています。

天理市柳本 長岳寺のカキツバタ

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奈良盆地の東部、青垣の山麓に南北に続く「山の辺の道」。
桜井の三輪山の麓から春日山の麓(奈良市街)までを山々の裾を縫うように通る、記録に残る日本最古の道といわれています。
JR桜井線「桜井駅」と「天理駅」のほぼ中間点、龍王山の麓に「釜ノ口山 長岳寺」があります。

以前記事にしました、「歴史街道スタンプラリー(古代史ゾーン)」で…
「天理市トレイルセンター(奈良県天理市柳本町577-1)」に行きました。
そのあたりに駐車場があり、長岳寺の大門もあります。

長岳寺は、関西花の寺第十九番霊場で、「平戸つつじの名所」と言う事でやって来たのですが…
2012年5月13日の時点でつつじは、「ほぼ終わりかけ」でした(-_-;)。
そのかわり、本堂の前の放生池のカキツバタが咲いていました。

参道のつつじ

山の辺の道にのこる長岳寺は、天長元年(824)第53代淳和天皇の勅願により、空海(弘法大師)が大和神社の神宮寺として創建されました。
真言密教の大道場として知られ、盛時には僧兵三百、宿坊四十八、境内九万四千坪の壮大な寺院でしたが、戦国の戦火と明治の廃仏毀釈で荒廃し、今に至ります。
千古の歴史を経て文化財も多く、重要文化財としては仏像5体、建造物4棟があります。

つづきを読むからは、フォトギャラリー9枚です。

長岳寺の見どころは、参道の平戸つつじの生垣と、国の重要文化財で我が国最古の鐘楼門(平安時代)。
そして、本堂の本尊阿弥陀三尊像、多聞天像・増長天像(すべて重文)でしょうか。
優美とされる阿弥陀如来像は、藤原時代(平安時代後期)の作風で、玉眼(瞳に水晶の板をはめ込む技法)を使用した仏像としては日本最古のものだそうです。
また、長岳寺の多聞天立像は、87作目「奈良大和路仏像ポスター」になりました。

藤原時代って?初めて聞いたのですが…
藤原氏が摂関政治を行った平安時代中期・後期、特に文化史・美術史で、唐朝仏の模倣を脱した和様化へ発展しました。
宇治の平等院の阿弥陀如来坐像に代表される、「定朝様」の優雅な仏像の様式が貴族に好まれたそうです。
[参考]平等院阿弥陀如来像造…1053年、長岳寺阿弥陀如来像造…1151年。
運慶を代表する「慶派」の仏師は、この後の平安時代末期~江戸時代に活躍します。

以前、トレイルセンターに来た時は、夕方でしたので、長岳寺には入りませんでした。
大門横の駐車場には捨て猫がいて、その時はなんとなく暗い印象を持ったのですが…
なんのなんの…大変きれいなお寺でした(*^_^*)。

◇関西花の寺第十九番霊場 大和十三佛第四番霊場
高野山真言宗 釜ノ口山 長岳寺
所在地:奈良県天理市柳本町508 TEL0743-66-1051
拝観時間:AM10時~PM5時まで(年中無休) 拝観料:大人350円
【電車】JR桜井線「柳本駅」下車、東へ徒歩20分。
近鉄「天理駅」「桜井駅」からバスで「上長岡(かみなんか)」下車、東へ徒歩7分。
【車】西名阪自動車道「天理IC」から国道169号線を南へ約7km。

平戸つつじの見頃:4月下旬~5月上旬。
カキツバタの見頃:5月上旬~中旬。

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Written by むねこ

2012年5月17日 @ 4:48 AM

1件のフィードバック

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  1. […] 「前の記事」(天理市柳本 長岳寺のカキツバタ)のつづきです。 龍王山の麓にある「釜ノ口山 長岳寺」の南側に崇神天皇陵があり、長岳寺を拝観後、そのまま歩いて行きました。 ( JR桜井線「桜井駅」と「天理駅」のほぼ中間点、国道169号線沿いに崇神天皇陵があります) […]


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