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「日本の世界遺産」「国宝・史跡・名勝」「日帰り温泉」を巡る、旅ブログを主に綴っています。

Archive for the ‘日本の世界遺産’ Category

姫路城 千姫ぼたん園 2012.4

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ゴールデンウィーク前半、姫路に帰省しました。
ポンちゃんがこの春に転勤し、カレンダー通りの勤務になったので…
今回は、3日間とたっぷり時間があり…
一人で、朝・夕と姫路市内を散策しました(^_^;)

姫路城大天守は、2009年~2015年まで保存修理工事が行われ、メッシュシートで覆われています。
この日は、天守閣には入城せずに、大手門前の護国神社~三の丸広場~播磨国総社を散策しました。

姫路城 三の丸広場から

「千姫ぼたん園」は、千姫の義父・本多忠政の居館があった姫路城三の丸の高台(西の丸側)にあります。
例年4月下旬~5月上旬に牡丹の花の見ごろを迎えます。
2012年4月29日の時点で、「千姫ぼたん園」の牡丹は咲いていました(*^_^*)。

つづきを読むからはフォトギャラリー9枚です。
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2012年5月2日 at 5:01 午後

吉野町 葛餅と三茶屋

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前の記事」(吉野山 上千本の桜と吉野水分神社)のつづきです。
奈良県吉野山の上千本の桜を観に行きました。
中千本から上千本の吉野水分(みくまり)神社に徒歩で登り…
クタクタになりながら休憩した所で…葛餅をいただきました。

吉野山の桜は、シロヤマザクラを中心に約200種3万本あるそうです。
シロヤマザクラは下・中・上・奥の4箇所に密集していて、山下から山上へ順に開花して行きます。
私が行ったのは2012年4月21日でしたが、上千本が満開で、下・中千本は散り始めでした。

吉野山の標高は…
◇吉野山 青根ヶ峰:標高858m
○下千本:標高230m~350m(金峯山寺蔵王堂あたり)
○中千本:標高350m~370m(吉水神社・如意輪寺あたり)
○上千本:標高370m~590m(花矢倉展望台・吉野水分神社あたり)
○奥千本:標高590m~750m(金峯神社あたり)

…ですので、1km歩くと行っても坂道です。つらいです。
それで、帰りに東吉野村の日帰り温泉施設「たかすみ温泉」に立ち寄ることにしました。

吉野見附三茶屋は、吉野山から国道169号線を東へ、県道28号線と国道370号線の交差点にあります。
「工房街道」の交流活動拠点として、2010年4月にオープンしたそうです。
奈良県東部中山間地域の伝統的な工房の作品を展示・販売、地域の農産品などを販売する施設。
木工制作や紙漉き体験など「ものづくり」(要予約)が体験できる施設。
郷土料理や各種定食等の食事をいただける施設があります。

県道28号線は、思っていたよりも走りやすい快適道路でした。
吉野山の観桜シーズンの人人人…スゴイ人…とは、打って変わって…。
ここは静かで、まだ街道の桜並木も咲いていました(*^_^*)。

「たかすみ温泉」に行く途中、お昼御飯がまだだったので、ここで昼食にしました。
旬野菜と山菜が主な料理は、素朴でかつ美味しかったです。
私もようやく、重曹で山菜をアク抜きすると言うのを覚えましたので…
お野菜の煮物は、質素ですが手間がかかる料理だと思い…ありがたくいただきました。

◇吉野山
所在地:奈良県吉野郡吉野町吉野山
桜の種類:シロヤマザクラ 本数:約3万本
公園の広さ:約50ヘクタール
アクセス:近鉄「吉野駅」下車、ロープウェイ+バスか徒歩で散策。
吉野大峯ケーブル自動車株式会社:http://www.yokb315.co.jp/top.htm
[奈良市街から国道24・169号線橿原経由で約45km]
駐車場:吉野山観光駐車場200台、吉野駅周辺約100台、如意輪寺約50台、上千本周辺約100台
(桜の時期は、有料(1500円)・マイカーの乗入れ規制有)

◇吉野見附三茶屋(よしのみつけみっちゃや) レストラン「松茶屋」
奈良県吉野郡吉野町三茶屋328-1 TEL0746-35-7711
営業時間:11:00~20:00 定休日:火曜日/年末年始
アクセス:名阪国道「針IC」から国道369・370号線榛原経由で約25km。
[吉野山(近鉄「大和上市駅」)から国道169号・県道28号線を東北へ約11km]
吉野町のWebページ:http://www.town.yoshino.nara.jp/mitsuke/

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2012年4月26日 at 1:28 午前

吉野山 上千本の桜と吉野水分(みくまり)神社

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2012年4月21日に奈良県の吉野山に桜を観に行きました。
開花情報では、下・中千本散り始め、上千本満開、奥千本つぼみ…となっていました。

「吉野山」というのは、大峯連山の北の端から、南に約8kmに渡る屋根一帯を指します。
吉野の桜の歴史は、修験道の開祖「役行者」(飛鳥時代~奈良時代の呪術者)に始まります。

上千本から金峯山寺 蔵王堂

役行者が一千日の難行・苦行の末、金剛蔵王大権現を感得し、その像を桜の木で彫って本尊としました。
それから吉野では桜の木を御神木として保護し、御本尊にお供えするために人々が桜の木を植えたそうです。

奈良の吉野山と熊野を結ぶ、修験道の修行場として開かれた道「大峯奥駈道(おおみねおくがけみち)」、さらに史跡「金峯山寺」「大峯山寺」他が、「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として、2004年(平成16年)7月ユネスコの世界遺産に登録されました。

前の週に、「大宇陀本郷の又兵衛桜」を見に来た時に、大宇陀拾生の「道の駅 宇陀路大宇陀」から「吉野神宮」まで国道370号線・県道28号線で約17km(35分)くらいで行けると知りました。
そんなに近くまで来ていたのなら…と混雑覚悟で吉野山の観桜を考えました。

吉野山は、観桜期間は交通規制が行われ、吉野川近くの郊外駐車場からシャトルバスが運行する「パーク&バスライド」が実施されます。
実施日:3/31・4/1・7・8・14・15となっていたので、21日なら奥千本までマイカーで行けると思い、計画をしました。
しかし、上千本は満開ですので、混雑はするだろう…と思い、早朝にサッと行って帰る事にしました。

今回は、行きは名阪自動車道「郡山IC」から国道24・169号線橿原経由で、帰りは国道169・県道28号線で東吉野へ寄りました。
行きの名阪国道で、「吉野山本日パーク&バスライド実施」と掲示板に表示され…計画が崩れ…(-_-;)。
仕方がないから、如意寺から桜を見上げるだけで良いや…と先に進む事にしました。

つづきを読むからは、フォトギャラリー9枚です。
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Written by むねこ

2012年4月24日 at 9:02 午前

カテゴリー: おでかけ(奈良), 日本の世界遺産

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伏見区 醍醐寺 門前の甘味

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前の記事」(醍醐寺の桜)のつづきです。
2012年4月7日に京都市伏見区の醍醐寺に行きました。

桜の季節の醍醐寺は非常に美しいですが、拝観者も多く賑わいます。
特に三宝院の大玄関の横のしだれ桜には、常に沢山の人たちが…

今回は、お坊さんの案内があり、三宝院の西側にある修証殿の方に初めて行きました。
修証殿の南側には、憲深林苑があり、そこにもしだれ桜がありました。
そして、桜を見ながら楽しめる野点席(お茶席)もありました。
隠れた奥にこんな所があったのですねぇ…発見です。

三宝院を拝観した後、霊宝館の西側(雨月茶屋の前)に出店が出ていたので休憩をしました。
まだAM10時前でしたが、温まるものを…と思い、うどんをいただきました。

この後、霊宝館などを拝観し、AM11時過ぎにはお寺を出る事にしました。
総門の前の「醍醐道」は、駐車場に入れない車が列をなしていました。
京都の桜のシーズンは、ひどく渋滞しますので、早い目にスタートしないと酷い目にあいますね(-_-;)。

醍醐寺の総門前に甘味屋さんを見つけました。
八ツ橋のお店「京栄堂」さんです。おみやげに「つつみ生八ツ橋」を買いました。
初めて見る食べ物です。
あん入り生八ツ橋を、三笠の生地で優しく包んだもの…だそうです。
店内の試食は、焼き立てでした。
どら焼きのような食感で、ニッキの香りもして… 好みの味でした…(*^_^*)。

醍醐寺のしだれ桜は、見事ですね。

◇真言宗醍醐派 総本山醍醐寺
京都府京都市伏見区醍醐東大路町22 TEL075-571-0002
拝観時間:9:00~17:00(12月第1日曜の次日~2月末は9:00~16:00)
拝観料:伽藍600円、三宝院600円、霊宝館600円(共通券も有)。
【電車】地下鉄東西線「醍醐駅」(外環状線)から東方向へ、約800km(徒歩10分)。

◇京栄堂 醍醐店
京都府京都市伏見区醍醐中山町13  TEL075-574-2028
(醍醐寺総門から徒歩2分)

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2012年4月15日 at 12:09 午前

伏見区 醍醐寺の桜

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近所のソメイヨシノが咲き始める前の…
2012年4月7日、京都市伏見区の醍醐寺へ行きました。

洛南のしだれ桜は、ソメイヨシノより早く開花します。
醍醐寺のしだれ桜は、5部~7分咲きでした。

霊宝館のしだれ桜

醍醐寺は、真言宗醍醐派の総本山です。
弘法大師の孫弟子、理源大師・聖宝が、貞観16(874)年に創建。
開創後、醍醐・朱雀・村上の三代(第60~62代)にわたる天皇の帰依により、山上山下にまたがる大伽藍が整いました。
応仁の乱で、下醍醐は五重塔(国宝)を残して焼失、上醍醐も荒廃後、豊臣秀吉・秀頼によって再建されました。

三宝院は、建造物の大半が重文に指定されていて、中でも表書院は国宝に指定されています。
三宝院庭園は、国の特別史跡・特別名勝に指定されています。
庭園は、秀吉が「醍醐の花見」に際して、自ら設計をしたそうです。
(三宝院の建物の中、庭とも撮影は禁止です)

つづきを読むからは、フォトギャラリー9枚です。
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Written by むねこ

2012年4月13日 at 11:58 午後

広島の旅 原爆ドーム(世界遺産)

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前の記事」(広島に行ってきました)のつづきです。
2日目午前中、廿日市市の「宮島」を観光し終え、PM2時頃に広島市内に戻ってきました。
このまま宇品のホテルに戻るのももったいないので、原爆ドーム(世界遺産)の方へ行きました。

平和記念公園には、駐車場がありません。
ですから、周辺の有料駐車場を利用します。
NHK広島放送局の近くの駐車場に車を停め、元安川沿いの遊歩道を歩きました。
午後の川岸は、お天気の良さも手伝って大変気持ちよく、素敵なオープンカフェもあり…。
うららかな気分で散歩をしているようでした。
(平和公園は、都市美化運動を推進されているそうです)

しばらく北へ歩いていくと、「原爆ドーム」が見えました。
柵の内側には、散乱した瓦礫が残り、そこだけ時が止まっていて、ハッとします。

私が初めて広島に来たのは、中学の修学旅行でした。
事前学習で見た「にんげんをかえせ」のビデオにショックを受けました。
今も学校で平和学習を行っているのでしょうか…
しばらく原爆ドーム周辺の看板を読み、改めて思い出しました。

◇原爆ドーム
昭和20年8月6日、史上はじめての原子爆弾によって破壊された旧広島県産業奨励館の残骸である。
爆弾はこの建物のほぼ直上約600メートルの空中で爆発した。
その1個の爆弾によって20万を超える人々の生命が失われ半径約2キロメートルに及ぶ市街地が廃墟と化した。
この悲痛な事実を後世に伝え人類の戒めとするため、国の内外の平和を願う多数の人々の寄金によって補強工事を施しこれを永久に保存する。
(看板より)

所在地:広島県広島市中区中島町1-2 TEL082-504-2390(広島市都市整備局緑化推進部緑政課)
アクセス:山陽自動車道「広島IC」から車で約10km(約15分)。Pなし。
【電車】広島電鉄「原爆ドーム前電停」から徒歩すぐ。

○7回にわたり紹介した「広島の旅」…今回で終わりますm(__)m。

Written by むねこ

2012年4月13日 at 7:30 午前

広島の旅 宮島の名物甘味

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前の記事」(宮島 厳島神社周辺)のつづきです。
1日目の呉市観光の翌日は、早朝から宮島に向かいました。

宿泊は、呉市と廿日市市の中間に位置する広島港(宇品)の近くの「グランドプリンスホテル」にしました。
連泊(2泊)素泊まり(温泉付き)にして、旅費を節約です(^_^;)。
国道2号線の渋滞をさける為、朝食抜きで「宮島口桟橋」へと車で走りました。

到着したのはAM8時前で、8:00発のフェリー(宮島松大汽船)に乗ることができました。
宮島口桟橋から宮島へのフェリーは、JR西日本宮島フェリーもあり、料金はいずれも片道170円です。
8:00~18:00は、だいたい1時間に4便×2社=8便あるので、往復切符を買う必要はないと思います。

宮島口桟橋(本州側)に車を停め、フェリーに乗船。10分で宮島に到着。
宮島に上陸し、厳島神社に向かいます。当然ですが、表参道商店街はまだ営業していません…
鹿が出迎える海側の参道を歩いていると、引き潮で大鳥居の根本まで歩く人の姿が見えました。

この日は、干潮が6:26、満潮が12:35でしたので、干潮は観られないと思っていたのですが。
干潮時の潮位が28cm、満潮時の潮位が333cmでしたので、朝の8時過ぎでも潮位が100cm以下だったようです。
ぜひ、「潮の干・満の表」をチェックしておいてください。
それで、干潮時と満潮時の2回、厳島神社を参拝することにしました(再入場可)。

1回目の参拝を終え、大願寺→清盛神社→豊国神社経由で表参道商店街に行きました。
朝食抜きでしたので、いい匂いにつられて…「もみじ饅頭」を店内でいただきました。
宮島が「もみじ饅頭」の発祥の地だそうで、店内で製造をしている為、焼き立てをいただけます。
さらに、宮島でしか味わえない「変り種」もあります。
いろんなお店で、いろんな変り種のもみじ饅頭を買ってまわりました(*^_^*)。

表参道商店街のお食事処「宮島 いな忠」さんの店頭で、アナゴを焼いていて…
AM10:30~営業されていたので、入りました。
ここで「あなごめし」をいただきました。
地アナゴにこだわる老舗店のようで、身の引き締まったアナゴを香ばしく焼きあげていました。

その後、宮島桟橋前広場で「宮島かき祭り(2月の第2土・日)」が開催されていたので、行ってみたのですが…
AM11時過ぎの時点で、各販売コーナではもう行列が出来ていました。
しばらく、ここで時間をつぶし、2回目の厳島神社の参拝に行きました。

2回目の参拝を終えて、表参道商店街に行くと、身動きがとれないほどの人人人…
さらに、「かき祭り」の方に行くと、もっとスゴイ人で…
こんな小さな島に、何人の人が上陸したのだろう…と驚きました。

早朝から厳島神社参拝を済ませ、AM11時前にお昼ご飯も済ませておいて良かった…
…とつくづく思いました。

◇宮島 表参道商店街
アクセス:宮島口桟橋(本州側)→宮島へフェリーで約10分→宮島桟橋から約500m(徒歩約5分)。
【電車】広島駅からJR山陽本線で25分(400円)「宮島口駅」下車、駅から「宮島口桟橋」へ徒歩3分。
広島駅から広島電鉄宮島線で1時間「広島電宮島口」下車、駅から「宮島口桟橋」へ徒歩1分。
【車】広島岩国道路「廿日市IC」または「大野IC」から「宮島口桟橋」へは国道2号線で約4km(10分)。

◇坂本菓子舗
広島県廿日市市宮島町455 TEL0829-44-0380
営業時間:8:30~17:00
主要商品: もみじ饅頭・杓子せんべい

◇宮島 いな忠
広島県廿日市市宮島町507-2 TEL0829-44-0125
営業時間:10:30~15:30 店休日:毎週木曜日

Written by むねこ

2012年4月11日 at 9:46 午前

広島の旅 宮島 厳島神社周辺

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前の記事」(宮島 厳島神社)のつづきです。
前の記事で、寝殿造りは、平安時代の都の高位貴族住宅の様式で、南の庭に面して建てられている…
と書きました。
しかし、厳島神社の御本社正面は北西方向を向いています。もろ逆光でした…(-_-;)。

島全体を御神体として、本州側から船で参拝をしていたので、本州側(北西方向)を向いていると考えます。
ですから、下の案内図は、南が上で見ます(^^ゞ。
厳島神社の入口は東側で、まず「摂社の客神社」があり、回廊で各建物を結び、中央に「御本社」、西側に「大国神社」「天神社」「能舞台」などがあり、西側が出口です。

宮島 案内図

厳島神社の東側の高台に「末社 豊国神社」と「五重塔」、南側の弥山中腹に「大聖院」、西側に「大願寺」「多宝塔」「清盛神社」、北側に「大鳥居」があります。

○「豊国神社」…天正15年(1587)に豊臣秀吉が、大経堂(読経所)として建立したもの。明治初年の神仏分離の際、仏像は大願寺に移し厳島神社末社となる。重要文化財。
○「大願寺」…日本三弁財天の一つ厳島弁財天を祀り、明治維新までは厳島神社の修理造営を司っていました。
○「大聖院」…真言宗御室派の大本山。明治維新まで厳島神社の別当職として祭祀を司ってきました。大同元年(806)に弘法大師が、弥山の上で修行をして開基したと伝えられます。
○「清盛神社」…御祭神:平清盛公。昭和29年の清盛公没後770年を期に、三翁神社から御祭神を遷座創建されました。

つづきを読むからは、フォトギャラリー8枚です。
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Written by むねこ

2012年4月10日 at 2:17 午後

広島の旅 宮島 厳島神社

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前の記事」(広島に行ってきました)のつづきです。
1日目の呉市観光の翌日は、朝から廿日市市の「宮島」に向かいました。

この日は、干潮が6:26、満潮が12:35でしたが、干潮時の潮位が28cm、満潮時の潮位が333cmでしたので、朝の8時過ぎでも潮位が100cm以下だったようで、厳島神社の干潮時・満潮時の両方を観る事ができました。
○「潮の干・満の表」をチェックしておでかけください(^_-)。

☆この日の写真(34枚)は、Windows live でフォトアルバムにしました。
フォト h 宮島 厳島神社(世界遺産・国宝)2012.2」です。

太古より、宮島は島全体をご神体としてとらえており、人が住むことも許されない聖なる土地として言い伝えられていました。
宮島は神職や僧侶でさえ島に渡るのは祭祀の時のみで、人が住み始め、町が形成されたのは、鎌倉時代末期からだそうです。

宮島は全島が国の特別史跡・特別名勝、弥山北麓の原始林が国の天然記念物に指定されています。
さらに、平成8年(1996)嚴島神社とその背後の弥山一帯がユネスコの世界文化遺産に登録されました。

厳島神社は推古元年(593)、大和時代の安芸の豪族である佐伯鞍職により社殿の基礎が創建されました。
平安時代後期の仁安3年(1168)には、神主の佐伯景弘が平清盛の援助を得て、現在の様式の海上社殿に造営されました。
その後二度の火災を経て、現在の客神社は鎌倉時代の仁治2年(1241)に、御本社本殿は室町時代後期の元亀2年(1571)に再建されたものです。

平家が滅んだ後も、鎌倉幕府や室町幕府、地元の領主大内氏や毛利氏、また豊臣秀吉も嚴島神社を信仰し、篤く庇護しました。

厳島神社の社殿ですが、平安時代の寝殿造りの建築様式をよく残しています。
現存する寝殿造りの建物は、もう残っていない為、当時を知ることができる貴重な遺産と言われています。

寝殿造りは、平安時代の都の高位貴族住宅の様式で、寝殿(正殿)と呼ばれる中心的な建物が南の庭に面して建てられ、東西に対屋と呼ばれる付属的な建物を配し、それらを渡殿でつなぎ、更に東西の対屋から渡殿を南に出してその先に釣殿を設けたものです。

外観は、なんとなくですが…「平等院」に似ていると思いました。
平等院は、平安時代後期の1052年に宇治関白藤原頼通が、父道長の別荘を寺院に改めたものです。
平等院は前面は池ですが、厳島神社は海です。さらに潮の満ち引きにより姿を変えます。
壮大や奇抜な海上社殿だと言われるのも納得です(*^_^*)。

◇世界遺産 厳島神社
広島県廿日市市宮島町1-1 TEL0829-44-2020
アクセス:宮島口桟橋(本州側)→宮島へフェリーで約10分→宮島桟橋から約800m(徒歩約10分)。
【電車】広島駅からJR山陽本線で25分(400円)「宮島口駅」下車、駅から「宮島口桟橋」へ徒歩3分。
広島駅から広島電鉄宮島線で1時間「広島電宮島口」下車、駅から「宮島口桟橋」へ徒歩1分。
【車】広島岩国道路「廿日市IC」または「大野IC」から「宮島口桟橋」へは国道2号線で約4km(10分)。
【船】「宮島口桟橋」から、JR西日本宮島フェリーまたは宮島松大汽船で10分、「宮島桟橋」下船(片道170円)。
広島港から高速艇で22分(片道1800円)。
元安桟橋(平和公園そば)から世界遺産航路で45~55分(片道1900円)。
拝観料:300円。 時間:6時30分~18時(季節によって変更あり) 無休 Pなし
○厳島神社の主祭神は市杵島姫命・田心姫命・湍津姫命の三女神です。

Written by むねこ

2012年4月7日 at 12:08 午前

広島に行ってきました。

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梅めぐりをしていて、後回しになってしまいましたが…(^^;ゞ
2012年2月に広島に行きました。
1日目は呉市、2日目は宮島を観光しました。
今回の旅行のメインは、世界遺産の厳島神社です。

厳島神社は推古元年(593)、大和時代の安芸の豪族である佐伯鞍職により創建されました。
(その後、厳島神社の神主家は佐伯氏→藤原氏→佐伯氏が世襲します)
現在の社殿の形に造営されたのは、平安時代の仁安3年(1168)、平清盛の庇護によるものです。
この厳島神社の海上建築は、あまりにも有名ですが…
呉市の音戸でも、平清盛が日宋交易促進のために永万元年(1165)に、海峡の開削工事を行っています。

「音戸の瀬戸」といい、平安時代は歩いて渡れたのを、深く掘り下げて開削したそうです。
現在「音戸の瀬戸」では、「平清盛 音戸の瀬戸ドラマ館」が開催されています。
開催期間:2012年1月14日(土)~2013年1月14日(月・祝)。

呉市には、ぽんちゃんの希望で「1/10戦艦大和」を見に来ただけでしたので…
この「音戸の瀬戸」の事は全く知らず…予定に入れていませんでした(T_T)。
「大和ミュージアム」で「清盛くんを探そう!スタンプラリー」ってのをみつけまして…
それで「音戸の瀬戸」と「ドラマ館」の事を知りました。

この「清盛くん」ですが、「日招き像」(立烏帽子直垂姿)の銅像です。
平清盛が沈む夕日を、「おちまいぞぅ」 と扇で招き返し、わずか1日で切り拓いたとされる伝説があるそうです(^_^;)。
実際は、1164年に音戸の瀬戸開削工事に着手し、十ヵ月を要する難工事の完成間近になった1165年7月16日、何としても完成させなければならないこの日、沈みかけた夕日に向かい「かえせぅ もどせぅ おちまいぞ」と叫んだ…とか…

「清盛くん」銅像設置場所(7ヶ所)で、4つ以上のスタンプを集め応募すると、抽選で豪華賞品が当たります。
〈参考〉詳しくは、こちらのWebページを→ 「清盛くんを探そう!スタンプラリー

今回は、車で広島まで行きましたので、半日は移動時間でした(移動距離:約390km(約5時間))。
ですから、呉市に居たのは数時間で、広島市内へ移動しました。
呉市は、思っていたよりも「見どころ」があり、ここで一泊しても良かったかも…と、もったいなくも思いました。
「海猿」「男たちの大和」「大河ドラマ 平清盛」「ももへの手紙」のロケ地もあるので、ロケ地めぐりも楽しいかも…です。

〈参考〉呉市観光Webページ「くれナビ」→ http://www.kurenavi.jp/

◇音戸の瀬戸公園
所在地:広島県呉市警固屋 TEL0823-25-3309(呉市産業部観光振興課)
【電車・バス】JR呉駅前バス停から「見晴町」行きバスを利用、「音戸大橋」下車すぐ。
または「呉倉橋島線又は阿賀音戸の瀬戸線」乗車「音戸渡船口」下車、徒歩約10分 。
【車】広島呉道路「呉IC」から国道487号線経由で約25分。 駐車場:約110台(無料)
○呉に伝わる「日招き伝説」のある景勝地。現在海峡には、警固屋と音戸町(倉橋島)とをつなぐ「音戸大橋」が掛けられています。

◇平清盛 音戸の瀬戸ドラマ館(おんど観光文化会館うずしお内)
広島県呉市音戸町鰯浜1-2-3 TEL0823-50-0041
開催期間:平成24年1月14日(土)~平成25年1月14日(月・祝)
開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで) 無休。
入場料:大人300円
【電車・バス】JR呉駅前バス停から「呉倉橋島線」乗車(約25分)「清盛塚」下車、徒歩すぐ。
【車】広島呉道路「呉IC」から国道487号線経由で約25分。 駐車場:あり(近隣有料駐車場)
【船】呉中央桟橋からシャトルシップ「清盛号」(ドラマ館開催期間の土・日・祝日)で音戸漁港まで約25分(片道大人500円)。
「音戸渡船口」警固屋側から「音戸の渡し船」利用後、徒歩3分。
○大河ドラマのロケで平氏の大将船として使用された、大迫力の15m大型和船を展示。
(この船は、古くから造船業が盛んな倉橋町で造られました。)

[その他 音頭への交通機関] 続きを読む »

Written by むねこ

2012年4月2日 at 10:59 午後