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「日本の世界遺産」「国宝・史跡・名勝」「日帰り温泉」を巡る、旅ブログを主に綴っています。

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白山麓の旅 白山比め神社と白山温泉郷

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前の記事」(白山麓の旅 白山スーパー林道(岐阜県~石川県))のつづきです。
白山スーパー林道を、岐阜県側から入り、石川県側に出ました。
石川県側ゲート(標高600m)を出た先の、国道360号線沿いに「白山一里野温泉」があります。

一里野は、石川県白山市尾添の山間部に開けた、約一里程の野(高原)にある温泉地です。
「白山一里野温泉スキー場」「白山一里野公園」などの施設もありました。
ここでは、「立ち寄り温泉 白山癒しの湯 天領」に寄りました。

こちらの温泉の印象は、とにかく「熱い」。
それもそのはず…源泉温度がなんと…93.8度もあるんですもの…。
水でうすめながら、「あちっ、あつ」と言いながら入りました(^_^;)。

天領の名前についてですが…
白山麓は、越前・加賀・美濃にまたがるため、白山山頂での経済活動の権利を巡り、麓の村々で争いが古くからあったそうです。
その為、江戸時代には、幕府直轄地(天領)となっていたそうです。

その後、国道360号線から国道157号線を金沢方面へ移動し…
白山市三宮町にあります「白山本宮 加賀一ノ宮 白山比め神社」へ行きました。
白山比め神社は、霊峰白山をご神体とする白山神社の総本宮であり、北陸最古の神社です。
御祭神は、白山比め大神(しらやまひめのおおかみ)=菊理媛尊(くくりひめのみこと)、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、伊弉冉尊(いざなみのみこと)の三柱です。

神祠の創建は、第10代崇神天皇の7年(2000年以上前)と伝えられます。
旧社地は北陸鉄道加賀一ノ宮駅前の古宮址安久涛の森ですが、1480年に大火で焼失し、その後、末社三宮神社の境内である現在地を本宮鎮座の地と定めて今日に至ります。
境内はうっそうとした杜がひろがり、おごそかな雰囲気がただよっていました。

白山比め神社参拝の後は、国道157号線を白山方面へ戻り、白山市瀬波子にあります「白山里温泉」へ行きました。
「白山里」は、古民家風のデザインの研修・交流館と、天然温泉が湧く宿泊施設です。
内湯が一つのシンプルな温泉施設でしたが、肌がすべすべになる泉質で、日帰り入浴は380円とお手頃でした。

霊峰「白山」の自然の雄大さと、恩恵を感じつつ…
国道157号線をさらに福井方面へ移動し、白山市白峰のまちなみ(白峰重要伝統的建造物群保存地区)へ行きました。
☆つづきは次の記事にて…

◇白山本宮 加賀一ノ宮 白山比め神社
〈本宮〉石川県白山市三宮町ニ105-1
〈奥宮〉石川県白山市白峰白山嶺上(白山国立公園)
拝観自由 宝物館は大人・大学生300円、高校生以下無料。
アクセス:(電車)北陸鉄道石川線鶴来駅から徒歩15分。
Webページ:http://www.shirayama.or.jp/

◇立寄り温泉 白山癒しの湯 天領
所在地:石川県白山市尾添チ28 TEL076-256-7846
定休日:火曜日
営業時間:平日10:00~18:00、土日祝10:00~21:00。
料金:大人600円、小人400円。
泉質:ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(弱アルカリ性低張性高温泉)。
源泉温度93.8度 pH値7.7

◇白山里
所在地:石川県白山市瀬波子51-5 TEL076-255-5998
定休日:毎月第2・第4木曜日(祝日の場合は営業)
営業時間:8:00~22:00
料金:大人380円、小人200円。
泉質:ナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉。
源泉温度41.5度 pH値8.1

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2012年10月31日 at 10:27 午後

カテゴリー: おでかけ(石川), 温泉旅行

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奥美濃 ウィングヒルズ白鳥リゾート 満天の湯

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前の記事」(奥美濃 ひるがの湿原植物園とコキアパーク)のつづきです。
岐阜県郡上市高鷲町の「ひるがの高原」からの帰り道、ウィングヒルズ白鳥リゾートにある、日帰り温泉施設「満天の湯」に寄りました。

ウィングヒルズ白鳥リゾートは、大日ヶ岳(1,709m)の南面、水後山側にあるスキー場です。
ゲレンデの標高は、トップが1,350m、ボトムが870m、標高差480m、全長3,500mです。
グリーンシーズンも、長さ1,000mの次世代スノーマットを敷設し、サマーゲレンデとしてオープンしています。
(サマーゲレンデ期間:6月初旬~9月下旬)

岐阜県郡上市白鳥町は、その昔、白山信仰の里として栄えました。
養老元年(717年)泰澄大師が、加賀国(当時越前国)白山を開山したと伝えられます。
さらに越前・加賀・美濃の三方に馬場と呼ばれる登拝拠点を開いたことにより、白山信仰は発展していきました。
白鳥町の「道の駅白鳥」の西隣にある、「白山中宮長滝寺(現、長滝白山神社・長滝寺)」は、この三つの馬場の一つです。

「道の駅白鳥」から、国道156号線・県道314号線(桧峠)経由で約11km北西方向に、ウィングヒルズ白鳥リゾートがあります。
このウィングヒルズ白鳥リゾートの第2駐車場内にあるのが、「天然温泉 満天の湯」です。
標高1,000mの場所にある温泉ですので、露天風呂は大変涼しかったですよ(*^_^*)。

ここまで登ると、天空の湯船と言っても過言ではないですね。
露天風呂からは、ウィングヒルズ白鳥リゾートのゲレンデが見えました。
泉質は、炭酸水素塩温泉です。お肌がしっとりになる「美肌のゆ」です。

「満天の湯」の割引券は、道の駅で見つけた割引クーポン券「グーポン 郡上編(郡上市内)」の用紙の中にありました。
郡上市観光連盟が企画する、クーポン企画の第2弾だそうです。
(利用期間:2012年4月14日~9月30日)
郡上市観光連盟のWebページ:http://gujokankou.com/

今回、グリーンシーズンの奥美濃を巡り…
各施設の割引券は、道の駅に結構置いてあるものだ…と思いました。
100円OFFも積もれば、大きいものですよ。

郡上市白鳥町からは、国道158号線で九頭竜ダム(福井県)経由で帰宅しましたm(__)m。

◇個室露天付天然温泉 満天の湯
所在地:岐阜県郡上市白鳥町石徹白峠山1-1 ウィングヒルズ白鳥リゾート第2駐車場内 TEL0575-86-3487
定休日:年中無休(メンテナンスによる休館あり)
営業時間:3/21~12/22 平日10:00~20:00、土日祝・お盆・GW10:00~21:00
12/23~3/20 平日・土日祝10:00~21:30
入浴料金:本館・大人800円、個室露天風呂(1室4名まで)50分/2500円~
泉質:ナトリウム-炭酸水素塩温泉 ph値7.5 源泉温度44度
【車】東海北陸自動車道「高鷲IC」「白鳥IC」から約30分。
ウィングヒルズ白鳥リゾートのWebページ:http://winghills.net/

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2012年8月24日 at 1:29 午後

カテゴリー: おでかけ(岐阜), グルメ

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奥美濃 ひるがの高原 牧歌の里と牧華温泉

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毎日暑い日が続きます。
たまらず…避暑に岐阜県郡上市高鷲町のひるがの高原へ逃げました。

ひるがの高原は、長良川の源流である大日ヶ岳(1,709m)の東に位置する、標高約900mにひろがる高原地帯です。
今回は、「ひるがの高原 牧歌の里」からはじめました、「奥美濃たかす 花の周遊小旅行」というスタンプラリーを巡りました。
このスタンプラリーですが、応募用紙に入園割引券が付いています。
応募用紙には各施設へのアクセスも載っていますので、道の駅などでパンフレットや割引券などの資料を集める必要がなく、便利だと思いました。

牧歌の里 メインハウス

まずは、「ひるがの高原 牧歌の里」です。
東海北陸自動車道の「ひるがの高原SA」の東側、スマートICで高速道路を降りて、車で4分と好立地にあります。
自然体験リゾート…と言うらしいのですが、牧場・花畑・体験工房などがある農業公園のような施設です。
夏には、3万株5種類のラベンダーが咲き、その他アルストロメリア、ロシアンセージなども見頃だそうです。

私が行った日は、ラベンダーとアルストロメリアが咲いていました。
下界は30度を超える猛暑日でしたが、高原は涼しく、散策していても楽しかったです。
高原のお花畑の中をロードトレインが周遊する様子は、絵本のような風景でした。

つづきを読むからは、フォトギャラリー9枚です。
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2012年8月5日 at 12:05 午後

岐阜の旅 飛騨国府 四十八滝温泉しぶきの湯

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前の記事」(岐阜の旅 奥飛騨温泉郷(平湯温泉))のつづきです。
奥飛騨温泉郷の平湯温泉からの帰り道、国道158号線から県道89号線経由で、中部縦貫自動車道「高山IC」へ向かう途中…
もう一件、日帰り温泉施設に行ってみたいと思い。
飛騨国府の「四十八滝温泉しぶきの湯 遊湯館」の方へ寄り道をしました。

「四十八滝温泉しぶきの湯 遊湯館」は、岐阜県高山市国府町宇津江にある日帰り温泉施設です。
標高1,200mの滝上山を水源とする宇津江川にかかる、宇津江四十八滝(主要な滝は13箇所)の麓に位置します。
「四十八滝温泉しぶきの湯 遊湯館」に隣接して「花の森・四十八滝山野草花園」がありました。
2012年6月17日に行った時は、クリンソウ(九輪草)が咲いていました。

開園期間:5月下旬~8月初旬。
○クリンソウ(九輪草)…約150,000本、開花時期5月~6月。
○ササユリ(笹百合)…約10,000本、開花時期6月~7月。
○アジサイ(紫陽花)…約5,000株、開花時期7月~8月。

山の斜面にある「四十八滝山野草花園」は、園地面積が約35,000平方メートルあります。
白樺・ホウノ木・ナラ・トチ・杉等の森林のなかに山野草が植栽されていて、大変気持ちのいい散策となりました。
森林浴の次は、温泉浴ですねぇ(*^_^*)。
「山野草花園」に先に行って、パンフレットを見せると「しぶきの湯 遊湯館」の入浴料が割引されるそうです。
私は、日帰り温泉施設で「四十八滝山野草花園」を知ったので…先に温泉に入ってました←ザンネン。

四十八滝の滝めぐりには、今回は行きませんでしたが、次は飛騨古川と合わせて来たいと思う所でした。

◇四十八滝温泉しぶきの湯 遊湯館
所在地:岐阜県高山市国府町宇津江964 TEL0577-72-5526
定休日:毎週木曜日(祝祭日の場合は翌日)
営業時間:10:00~21:30(11月~3月は10:00~21:00)
入浴料金:大人600円
泉質:単純温泉(弱アルカリ性低張性低温泉) ph値8.3 源泉温度30.2度
【車】中部縦貫自動車道「高山IC」から国道41号線を北方向へ約15km。

◇花の森・四十八滝山野草花園
所在地:岐阜県高山市国府町宇津江3232-1 TEL0577-72-3948(宇津江四十八滝総合案内所)
開園期間:5月下旬~8月初旬
開園時間:9:00~16:00
入園料:大人200円(清掃協力金)

○飛騨国府観光株式会社のWebページ:http://48taki.com

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2012年7月24日 at 10:22 午後

岐阜の旅 奥飛騨温泉郷(平湯温泉)

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前の記事」(岐阜の旅 奥飛騨温泉郷(新穂高))のつづきです。
新穂高ロープウェイの次は、平湯温泉にある日帰り温泉施設「ひらゆの森」に行きました。

「ひらゆの森」は、温泉シールラリーゆらんでも人気が高い施設です。
平湯温泉は、源泉100%の天然温泉です。
武田信玄の軍が飛騨へ攻め入る途中、老猿(白猿)が湯だまりで傷を癒していたことが発見の由来と言われています。

「ひらゆの森」は、平湯温泉のバスターミナル(アルプス街道 平湯)から徒歩で約2分の場所にあります。
「ひらゆの森」に行って驚いたのは、露天風呂の広さです。
敷地面積1万5千坪に、男女合計16の露天風呂があります(内風呂・サウナもあり)。
森の中にいるかのような癒しと開放感を味わえます。
この施設で、入浴料金500円と言うのも驚きでした。

平湯大滝1

「ひらゆの森」から車で約1分の所に、平湯温泉スキー場があり、その脇を流れる平湯川の上流に「平湯大滝公園」があります。
平湯大滝は、落差64mの大瀑布で、飛騨三大名瀑の一つ、日本の滝百選にも選ばれました。
梅雨の時期の大滝は、ものすごい水量で迫力がありました(*^_^*)。

つづきを読むからは、フォトギャラリー9枚です。
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2012年7月21日 at 5:35 午後

岐阜の旅 奥飛騨温泉郷(新穂高)

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梅雨の真っただ中ですが…
奥飛騨温泉郷へ行ってきました(^_^;)。

奥飛騨温泉郷は、岐阜県高山市にある平湯・福地・新平湯・栃尾・新穂高の5つの温泉地の総称です。
源泉100%の天然温泉で、北アルプス(飛騨山脈)の麓の大自然の中に無数に点在する野趣あふれる露天風呂が楽しめます。
…と言う事で今回は、温泉シールラリーゆらんでも人気が高い日帰り温泉施設「ひらゆの森」に行くのが目的です。

ロープウェイからの眺望1

奥飛騨の観光は、北アルプス(飛騨山脈)の大自然を楽しむ…と言う事になると思います…
今回は、平湯温泉で宿泊しましたので、そこから行ける所を調べました。
「乗鞍岳畳平(標高2700m)」「上高地(標高1500m)」「新穂高ロープウェイ(標高2156m)」など…ですが…。
「乗鞍岳」と「上高地」に行くには、自然保護の為にマイカーでの通行は出来ず、平湯温泉のバスターミナルからシャトルバスを利用することになります。

○乗鞍岳…平湯温泉~乗鞍畳平までのバス料金、大人往復2200円(片道所要時間:1時間)
○上高地…平湯温泉~上高地までのバス料金、大人往復2000円(片道所要時間:25分)
(あかんだな駐車場料金:普通車 1日500円)
上記は、お天気が良い日に、ゆっくりハイキングをする場所だなぁ…と思い…。

「新穂高ロープウェイ」に行くことにしました。
○新穂高ロープウェイ…第1・第2ロープウェイ往復 大人2800円(片道所要時間:25分)。
天気予報は雨でしたが、到着した時は曇り空でしたので、山に上がってみましたが…やはり視界不良でした(^_^;)。

つづきを読むからは、フォトギャラリー9枚です。
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2012年7月14日 at 5:25 午後

カテゴリー: おでかけ(岐阜), 温泉旅行

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中濃 関市板取 板取川温泉バーデェハウス

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前の記事」(中濃 関市板取 あじさい村)のつづきです。
21世紀の森公園から、白鳥板取線(県道52号線)を北へ約4km行った先に「板取川温泉」があります。

板取川沿いに、赤い屋根の建物が並んでおり…
建物には「シュトローム」「ヤウゼハウス」「バーデェハウス」と名前が付いていました。
聞き慣れない言葉ですが…ドイツ語…かなぁ…
地図に「板取スイス村」と載っていますので…(^_^;)
そういえば…板取川温泉や板取中学校の建物は、スイス風だったように思います。

板取川温泉の泉質は、ナトリウム炭酸水素塩・塩化物泉、ph8.53です。
下呂温泉と平湯温泉の混合泉…とありました。
無味無臭・無色透明で、つるつる感があるお湯でした。
風呂上りは、すべすべのお肌になりました(*^_^*)。

お昼は、シュトローム内にあるお食事処「蕪山亭(ぶざんてい)」に入りました。
平成24年6月16日(土)~7月8日(日)は、板取地域一帯の協賛店(33店舗)で、「あじさい村」と言うイベントが行われており…
期間中特別メニューの「あじさい定食(1050円)」をいただきました。
お魚は、いわなのから揚げでした。非常に美味しかったです。

蕪山亭は、神明温泉湯元すぎ嶋が経営しているらしいです。
蕪山亭のお料理が美味しかったので、そちらの方も行ってみたくなりました。

◇板取川温泉バーデェハウス
所在地:岐阜県関市板取4175-9 TEL0581-57-2822
営業時間:午前10時~午後9時(12月~3月は~午後8時まで)
※終業時刻の30分前に受付終了。
定休日:毎週水曜日(水曜日が祝日の場合は翌日休み)、12月30日~1月1日。
入浴料:大人600円
泉質:内風呂 ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉(低張性アルカリ性低温泉)、露天風呂 ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉(低張性弱アルカリ性冷鉱泉)
温泉スタンド:100l/100円。
【車】東海北陸自動車道「美濃IC」から、国道156号線・県道81号線を洞戸へ、国道256号線・県道52号線を北上、(板取川沿で)約41km。
東海北陸自動車道「郡上八幡IC」から、国道256号線(タラガトンネル経由)、県道52号線を北上、約30km。

○関市観光協会 板取川支部のWebページです。
http://www.itadori-kankou.jp/

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2012年7月8日 at 9:41 午後

京都西山三山 楊谷寺の紫陽花

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前の記事」(京都西山三山 善峯寺の紫陽花)のつづきです。
京都市西京区大原野の「善峯寺」の次は、長岡京市の「楊谷寺(ようこくじ)」へ行きました。
楊谷寺の境内から奥ノ院にかけての「あじさいのみち」には、約4500株のあじさいが植栽されています。

あじさいのみちから境内

楊谷寺は、西山浄土宗総本山光明寺の末寺です。
光明寺より南西の山間渓谷にあり、柳谷観音の名で親しまれています。
楊谷寺のすぐ西側は大阪府三島郡島本です。

寺伝によると大同元年(806)の創建で、京都清水寺の開祖延鎮が開き、空海(弘法大師)もこの地で修行したと言われ、延鎮を第一世、空海を第二世としています。
境内には空海(弘法大師)の法力による独鈷水(おこう水)があり、眼病に効くことで知られ、毎月17日の縁日には各地からの参拝者で賑わいます。
また、平成8年度には長岡京市観光協会設立25周年を記念して「楊谷寺あじさいのみち」が整備されました。

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2012年6月28日 at 1:07 午前

木津川市 当尾の里 浄瑠璃寺(九体寺)

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前の記事」(木津川市 当尾の里 岩船寺の紫陽花)のつづきです。
浄瑠璃寺(じょうるりじ)は、京都府木津川市加茂町西小札場の「当尾(とうのお)の里」にある真言律宗の寺院です。
山号は小田原山。
当尾(浄瑠璃寺地域)は、京都府歴史的自然環境保全地域に指定され、岩船寺から浄瑠璃寺へは、府道752号線を西へ約2.2kmの位置にあります。

寺号は、創建時の御本尊(三重塔の内陣に安置されている)、薬師仏の浄土「浄瑠璃世界」から付けられました。
中央の宝池を挟んで、東方浄瑠璃浄土の薬師仏を東に、西方極楽浄土の阿弥陀仏を西に配した、平安時代後期(藤原時代)の日本が生みだした浄土式伽藍がただ一つ完全に残されてきた寺です。

九体阿弥陀堂(国宝)

梵字の阿字をかたどったといわれる宝池を中心にして、東に東方本尊の薬師仏(秘仏 重文)を安置する三重塔(国宝)が、西に西方本尊の九体阿弥陀仏(国宝)を安置する本堂(九体阿弥陀堂 国宝)が建っています。
藤原時代には、京都を中心に競って建立された九体阿弥陀仏と、それをまつるための横長の堂(正面11間、側面4間)も、現存する唯一のものです。

庭園は、国の特別名勝及史跡に指定されています。
派手さはないですが、草花が咲き、蝶が舞い、鳥のさえずりが良く似合う、落ち着いた雰囲気の庭園でした。
これまで、京都・奈良の世界遺産の寺院を巡りましたが、平安時代の雰囲気を感じる庭園を観たのは、ここが初めてでした。

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2012年6月21日 at 5:13 午前

奈良市中町 登美山鼻高 霊山寺の薬師湯

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奈良県奈良市中町の霊山寺は、奈良市の西郊・富雄川沿いにある真言宗の寺院です。
ばら庭園がある事で有名です。(バラの見頃:5月中旬~6月中旬、10月中旬~11月中旬)

富雄の里は古事記には登美であり、日本書紀では鳥見の地となっていて、小野家の領有だったようです。
千三百余年の昔、右大臣小野富人(通称鼻高仙人)が、湯屋に薬師三尊仏を祀り、薬草風呂にて諸人の病を治したのが、霊山寺の遠因であるとあります。

薬師湯

小野妹子の息子、小野富人は天智10年(671年=天智天皇が崩御された年)右大臣となったが、壬申の乱のため官職を辞し登美山に閑居した…。とありますので、大友皇子(第39代弘文天皇)側のだったのかなぁ…と思います。

天平8年(736年)第45代聖武天皇の勅命で、行基菩薩が伽藍を建立し、インド僧の菩提僊那が来朝されこの地は誠の霊山であると感嘆され霊山寺と命名されたそうです。
鎌倉時代に北条時頼の帰依厚く、多くの寺領を下付され、本堂の改築・伽藍の大修理を行い、豊臣秀吉・徳川家康もまた寺領を寄進、以降徳川幕府の御朱印寺として寺勢二十一か坊を数えたそうですが…
明治維新の廃仏毀釈により伽藍の規模半減、二百体の仏像焼却に遭うも、国宝重文建物6棟・重文仏像宝物30余点が残っています。

つづきを読むからは、フォトギャラリー9枚です。
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Written by むねこ

2012年6月9日 at 6:55 午前